スエード鞄インク染み抜き

秋冬ファッションの定番素材の スエードは独特な光沢と上品な雰囲気が魅力です。
スエード鞄やバックも大変女性に人気のアィテムです。

スタンプの赤いインクが スエード鞄に 移ってしまったインクの染み抜きです。

「スエード鞄に紙袋に押してあったスタンプの赤いインクからインクの色移しててしまいました。
雨の日だったので紙袋が濡れていたためだと思います。
鞄のクリーニングに出したのですが全くとれず、諦めきれずにご連絡させて頂きました。
最初のクリーニングは1万円かかったのですが、貴店ではどのくらい費用がかかるでしょうか。よろしくお願いします。」と言うご相談です。

ご相談者が送ってくれた赤インクが移ったクロエスエード鞄の写真です。

赤いスタンプのインクが色移りした スエード鞄の染み抜き前後の写真
赤いスタンプのインクが色移りした スエード鞄の写真
赤いスタンプのインクが色移りした スエード鞄の写真

濡れた紙袋から色が出るとは想像していなかったと思います。
革製品の染み抜き料金は写真を見ただけでは落とせるか分かりませんので過去の事例を参考におおよその金額をお伝えしております。
実物を拝見して染み抜きテスト等色々調べてから掛かる費用をお伝えしております。
染み抜き料金は成功報酬の形式を取ってますので落ちなければ料金は頂きません。(当店からの送料はお客様のご負担でお願いしております。)
シミが落ちた落ちないは当店の判断基準になりますがお客様からは納得して頂けている基準です。

スエード鞄に ついた 赤いスタンプ インクの染み抜きで元のキレイなスエードに復活

スタンプインクが色移りした スエード鞄のインク染み抜き後の写真

ご依頼者から頂いたメールです。
インクのしみが取れていて感動しました!
諦めかけていたのでとても嬉しいです。
本当にありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願いします。

感謝のメールを頂くと染み抜きでの苦労も喜びに変わります。

衣類の日焼けを色直し

保管中の洋服の日焼けや変色、また洗濯で服の色が褪めてしまった経験のある人
は多いと思います。
私にも経験ありますが、それがお気に入りの服だったりすると本当にショックですね!

衣類の変色の原因には紫外線や汗などが染料と化学反応が起きるケースなど色々ありますが、詳しい話は別の機会にお話しします。

衣類の日焼けや変色はクリーニングや染み抜きでは直すことが出来ません。
一般のクリーニング店ではやらない衣類の変色した箇所に色を入れて元の色に直す 特殊な作業です。

  今日の衣類の色直し事例です。

ブランドはパタゴニアパンツとカズユキクマガイのジャンパーです。

   色が変色したパンツとジャンパーです。

     色を入れて直したパンツとジャンパーです。

衣類の日焼けや変色の色直しは色の調合や色の濃淡、色の入れ方など複雑な作業になるために染み抜きより難しい作業と思います。




衣類の色直しを私は色修正と言ってますが、今まで沢山の洋服や革製品の変色を色直ししてきました。

「生地がしっかりしているのに日焼けや変色で着れない」と言う衣類でお困りの方はご相談下さい。

当店では全国宅配便で対応してますのでお渡しから受け取りまで簡単に済みます。

自分で洗いシミができてしまったレッドウィングの染み抜き

レッドウィングを自分で洗ってシミが出来てしまった経験はありませんか?」

お気に入りのレッドウィングはキレイな状態で長く履き続けたいですよね!
それには自分でオイル入れたりブラッシングなどのお手入れをやりたいですね!
ネットで検索すればなんでも調べられる時代ですから!
汚れも自分で落としてみたいと思う気持ちになるのは良く分かります。

革を洗える洗剤を購入して洗って見るも「洗う前はなかった新たなシミが出来き、そのシミを落とすために更に擦ってキズが出来て悪い状況になってしまった」と言う相談を時々いただきます。

自分で洗って出来たシミの原因はレッドウィングの色の移動です。
水で洗うことで濡れたブーツの革の色が乾燥と同時に動いてシミになります。
洗って直ぐに出来たシミの場合は再洗いや染み抜きで消すことが出来ますが、完全に乾いた状態だと消えることは難しくなります。

自分で洗ってシミが出来てしまった レッドウィングの染み抜き補色事例です。

レッドウィングのシミ
自分で洗いシができてしまったレッドウィング
自分で洗いシミができてしまったレッドウィング
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自分で洗いシミができてしまったレッドウィング

樹革でなめしたオレンジ色のオロラセットレザーは先ほど言った通り、水に濡れるとシミになり易いので出来れば丸洗いも避けたいブーツです。
下の写真の白っぽい箇所は、シミを落とそうと擦ったために革の表面が傷んでいる部分です。
何とかしたいお気持ちは分かりますが擦るとキズになってしまうの止めましょう。

クリーニング後の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、 前のシミを落としながら新たなシミを作らないようにシミ抜きと フィックス剤で色を止めることの繰り返しでシミは殆ど分からなくなりましたが、上の写真のように白くキズになっている部分や薄く残ったシミ色修正で施工しております。

染み抜き後に薄く補色してます。
染み抜き後に薄く補色してます。
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: P1140155.jpg
染み抜き後に薄く補色してます

お預かりしたレッドウィングは既に「革が乾いた状態なのでシミ抜きでは消えるのか?」また、「再洗いで新たなシミが出来ないか?」など革の作業は難しい部分が多いので乾くまで気抜けない仕事です。
仕上がりを見たお客様には喜んで頂き安心しております。

着物古い黄ジミ染み抜き

クリーニング店で落とせない着物の古い黄ジミの染み抜き事例です。

 当店に寄せられる着物のご相談は「保管中に黄色くシミになってしまった」と言う相談が一番多いです。
原因は空気の動かないタンスの中に湿気がこもった状態で長い間保管していたことが考えられます。

一般のクリーニング店では落とせなかった着物古いシミ

 着物にできる黄色いシミは年月が経過することで黄色から茶色と段々色が濃くなっていきます。
何年も時間をかけて黄変したシミほど染み抜きにも時間がかかります。
シミの色が濃くなるほどシミが落ち難くなると言うことです。

着物の古いシミを豊富な経験と高度な染み抜き技術とで落とします。

着物の古いシミを高度な染み抜き技術で落とします

 ご相談者は、近くのクリーニング店へ持って行った際に「薄くはなりますが完全に落とすことは難しい」と言われたそうです。
少しでもシミが薄くなればと思いましたが、まったくシミは薄くならずに元の状態で戻されたと言うことです。
当然、短時間で仕上げるクリーニングでこの黄変シミを落とすことができません。
着物の素材はデリケートな絹なので一般的な衣類の染み抜き方法とは違います。
着物の色柄やシミの状態を見極める染み抜きの技術と大変根気のいる作業です。  

スエード革バックボールペンのインク染み抜き

何かにサインをしたり、ちょっとしたメモを取る時でもボールペンを使うために常にバックや鞄にボールペンを入れて持ち歩く人は多いと思います。     

そんな必需品のボールペンですが、ついバックや鞄ににペンの先が触れてバックや鞄にボールペンのインクをつけてしまったことはありませんか?

スエード革バックボールペンのインクをつけてお困りの方は是非ご覧ください!

今回のシミみ抜き事例はザネラートスエードバックについたボールペンのインク
シミみ抜き紹介になります。  

写真をご覧頂ければ分かりますが、スエードバックボールペンのインクが線に
なっ てついています。
見た感じではボールペンのインクが細い線で少し付いているように見えますが、
スエ ード革の内部にインクが達している箇所もあります。

この状態で染み抜き剤をつけてしまうとボールペンのインクが広がって更にスエ
ード 革
の内部にまで入り込んで落とせなくなります。            ソフトガミや天然ゴムなどを使ってボールペンのインクを落としていきますが、高級ブ ランドの上質なスエード革は非常にデリケートなのでスエード革に傷がつかないように細心 の注意が必要になります。


上記の作業で残ったインクは染み抜き剤で除去しますが、インクが広がらないようにこの作業も細心の注意が必要になります。


最後に染み抜き作業をした箇所と周りと違和感が出ないように染料で補色をして終了で す。


写真ではスエードの毛の流れの特徴で所々濃く見えてますが、実物は違和感なく
仕上がっています。

ボールペンのインク染み抜きは素材やインクの種類、付いた場所や量で難しい
染み抜きになります。
場合によってはボールペンのインクの種類や量によってはスエード革製品染み抜きが 難しい場合もあります。
そんな場合は、色修正ボールペンのインクを目立たなくする方法もあります。

スエード革バックについたボールペンのインクでお悩みの方は是非ご相談下さい。

バーバリーコート黄変(カビ)シミ抜き

バーバリーコート黄変(カビ)シミ抜き事例です 。

お客様からのご依頼内容は 「シーズンの終わりに毎年クリーニング店に染み抜き依頼をお願いしてるバーバリーコートですが、黄色の点々としたシミはそのままの状態で戻って来ます。
何軒かのクリーニング店でシミ抜き依頼してますが結果は同じです。」

一生物と購入した高価なバーバリーコートでもシミや汚れがついていては気持ちが晴れません。

他店で落とせなかったバーバリーコートシミについての問い合わせは全国から寄せられます。

シーズンが終われば殆どの人がクリーニングに出すと思われますが、着用中の汗や皮脂、水溶性の汚れはドライクリーニングでは落しきれません。
ドライクリーニングで落しきれなかった襟元や袖口の汚れが黄色く変色させたり、保管中の知らないうちに点々とした黄色のシミや黒カビが出来てしまうことあります。

バーバリーコート染み抜き作業前
バーバリーコート黄色シミ
バーバリーコート染み抜き作業後
バーバリーコート染み抜き作業後
バーバリーコート染み抜き作業前
バーバリーコート黄色シミ
バーバリーコート染み抜き作業後
バーバリーコート染み抜き作業後
バーバリーコート染み抜き作業前
バーバリーコート黄色シミ
バーバリーコート染み抜き作業後
バーバリーコート染み抜き作業後
バーバリーコート染み抜き作業前
バーバリーコート黄色シミ
バーバリーコート染み抜き作業後
バーバリーコート染み抜き作業後

他店に出しても落ちなかったシミや汚れが出来てしまったバーバリーコートでも復活させることが出来ます。

高価なバーバリートレンチコートは生地も縫製もしっかりして形もあまり変わらないのが人気で一生物と言われておりましす。
毎シーズンキレイに着続ける為には、クリーニングに出すのはもちろんですが、雨や雪で濡れた時の処置や保管の仕方、着る際はマフラーなどで直接肌と衿が触れないように汚さない工夫も必要と思います。
キレイに落すことで高価なバーバリコートを一生着続けるためにお役に立ちたいと思っております。

ハンティングワールドキャンパスレザーバックのクリーニング

ハンティングワールド トートバック ロゴからの色移り染み抜き

ハンティングワールドキャンパスレザーコンビトートバックです。

 ハンティングワールドと言ったらアウトドアユーザーや自然愛好家を連想させる落ち着いたブランドイメージですね。
自然を愛し、レッドウィングを好んで履いているアウトドアカジュアル派の私に
とって是非とも持ちたいブランドの一つです。

ハンティングワールドキャンパスレザークリーニング
バック色移り染み抜き色補正仕上がり

ハンティングワールドバックのキャンパス地とレザーを見ると普段の使用による
全体的な汚れとロゴからの色移りや革部分の色の剥が見られます。

バック色移り染み抜きと角部分の色剥がれの色補正

ハンティングワールドキャンパスレザークリーニング 

 
丸ロゴ革部分の色移りが気になるのでバックを検品、革部分を水に濡らしても革
から直ぐに色は出ないようです。
おそらく長時間濡れている状態でジワリジワリと時間を経て色がでたと思います。
キャンパス地の丸革ロゴからの色移りは基本、衣類の染み抜きと同じです。

ハンティングワールドバック漬け込み洗い ハンティングワールドバックを超音波染み抜き洗浄
この作業で一番注意をしないといけない事は色止め加工です。
革からの色移りは、バックの乾燥中に起こるので色止め剤を使い短時間でしっかり色を止めることです。
キャンパス地は洗うと張りと艶も失われるので張りと艶を蘇れせる加工を施します。
最後にアイロンが革に当たらないように注意しながらキャンパス地にアイロンを当て布を整えます。
仕上げに革に栄養を与えるクリーム塗り終了です。

冬物ジャケット日焼けの色直し

日焼けで着るのを諦めてた衣類は色直し加工で復活します。

衣類全体を染直すのではなく変色した部分に色を入れて変色を目立たなくする技法で私どもは「色掛け「色捕正」で呼んでいます 。

 
            色修正の特徴
全体の染め直しの場合は元の色より濃い色に染め替えをしないとなりません。
色掛けは、元の色に近い色で直すので色が気に入って購入した衣類の色はそのままで直せます。
変色した部分だけを修正するので全体染めより料金が安く済むのが特徴です。

 
 お客様からご相談の内容は「長い間掛けて置いて肩から袖の部分が日焼けて色が変色したジャケットの色を直して頂けませんか!」と言う相談です。
「何年も着込んだジャケットですが日焼け以外にホツレや破れがないので復活させて一度着たい」と言う衣類にへの愛着心が感じられます。

冬物ジャケット日焼けの色直し

日焼けにより変色した冬物ジャケット

  汚れやシミがあると上手く色掛けが出来ませんので色掛けする前に全体の汚れやシミをクリーニングと染み抜きしっかり落とします。
色修正中の写真がありませんが、日焼けの範囲が広いのでピースを使って色修正しました。

通常クリーニング店では直せない衣類の日焼けは直せます。

日焼けで変色した冬物ジャケットの色掛け修正

全体の染め直しの場合は元の色より濃い色に染め替えをしないとなりません。
色修正は、元の色に近い色で直すので色が気に入って購入した衣類の色はそのままで直せるのと全体染めより料金が安く済みます。

スエードトートバックボールペンの染み抜き

革スエード製品の汚れでお困りの方は経験豊富な当店にお任せください

ボールペンのインクは衣類に付いても中々落ちにくい厄介な染み抜きです。
それが、スエードや革製品に付いた場合は更に落とせない染み抜きになります。

バックの色とインクの色が同系色だとそんなに目立ちませんが、写真のようにスエードバックがキレイな明るいエメラルドグリーンに黒のインクが付いたために目立ちます。
更に使用による汚れも気なります。

今回は、スエードトートバックにボールペンのインクが付いてしまった事例の紹介です。

スエードトートバッグについたボールペンインク


スエードトートバッグについたボールペンインク

インク除去剤をいきなりインクに使うと黒いインクが溶けて広がり、逆に酷く大変なことになります。(修復不能になります。)
なので、いきなりインク除去剤を使わずスタートはスプラッシュブラシやソフトガミなどでインクを出来るだけ落としてからのインク除去剤での染み抜き作業となります。

スエードトートバッグついたボールペンインクの汚れを落ちました。


スエードトートバッグについたボールペンインク染み抜き 作業後

スエードトートバッグについたボールペンインク染み抜き 作業後

 インク除去剤はインクが溶けて広がることを話しましたが、今回のバックはスプラッシュブラシとソフトガミでインクはかなりインクを除去できたので残ったインクは染み抜きで落とします。
最後に染み抜き痕の違和感を補色することでキレイになりました。
これまで、ボールペンのインク染み抜きを説明してきましたが、使用による手の汚れなどもクリーニングでキレイに落としております。

デニムから白セーターへの色移り

白いセーターに購入後、始めて着たデニムから色移りしてしまったご相談です。

デニム生地のアイテムは他の衣類との摩擦でも色移りしてしいます。
特に、買ったばかりの色の濃いデニムは手で擦っただけで手が青くなることもあります。
春先は汗をかくまで暑くない時期とは言え、デニムアイテムと重ね着した衣類との摩擦に体温や湿りで更に色移りが進みます。
購入した時の色合いが気に入って買ったのに色移りが怖くて着れないなんて悲しいです。

デニムからの色移り除去事例です。

                     デニム色移り染み抜きbefore
              

デニムからの色移り

今回私がデニムのシミ抜きに使ったのはハイドロサルファイトと言う食品添加物です。

デニムからの色移りの色除去
デニムから色移りしたセーター移染除去

デニムの色移りを防止するために家庭で出来るデニムの色を止める方法を教えます。

色の止め方
①やや大きめバケツにデニムが漬かる位のお湯にお酢と塩、液体洗剤を混ぜた色止め液を作ります。
(お湯の温度はお風呂の温度より少し高い位、お酢、塩はお湯Ⅰリットルに対して大さじ1杯づつが目安)
②作った色止め液にデニムを半日しっかり漬け込み放置します。
③その後、バケツの色止め液を捨て水を入れて軽く濯ぎます。
④洗濯機に洗剤を入れず水だけで弱いコースで2~3分程洗います。
⑤洗濯機から取り出して陰干しします。
⑥熱を加えることで更にデニムの堅牢度が上がりますのでデニムが乾いたらアイロンかけをします。

洗濯時の色落ち防止は又機会があればブログに載せます。