何かにサインをしたり、ちょっとしたメモを取る時でもボールペンを使うために常にバックや鞄にボールペンを入れて持ち歩く人は多いと思います。
そんな必需品のボールペンですが、ついバックや鞄ににペンの先が触れてバックや鞄にボールペンのインクをつけてしまったことはありませんか?
スエード革バックにボールペンのインクをつけてお困りの方は是非ご覧ください!
今回のシミみ抜き事例はザネラートスエードバックについたボールペンのインク
の シミみ抜き紹介になります。
写真をご覧頂ければ分かりますが、スエードバックにボールペンのインクが線に
なっ てついています。
見た感じではボールペンのインクが細い線で少し付いているように見えますが、
スエ ード革の内部にインクが達している箇所もあります。
この状態で染み抜き剤をつけてしまうとボールペンのインクが広がって更にスエ
ード 革の内部にまで入り込んで落とせなくなります。 ソフトガミや天然ゴムなどを使ってボールペンのインクを落としていきますが、高級ブ ランドの上質なスエード革は非常にデリケートなのでスエード革に傷がつかないように細心 の注意が必要になります。
上記の作業で残ったインクは染み抜き剤で除去しますが、インクが広がらないようにこの作業も細心の注意が必要になります。
最後に染み抜き作業をした箇所と周りと違和感が出ないように染料で補色をして終了で す。
写真ではスエードの毛の流れの特徴で所々濃く見えてますが、実物は違和感なく
仕上がっています。
ボールペンのインクの染み抜きは素材やインクの種類、付いた場所や量で難しい
染み抜きになります。
場合によってはボールペンのインクの種類や量によってはスエード革製品染み抜きが 難しい場合もあります。
そんな場合は、色修正でボールペンのインクを目立たなくする方法もあります。
スエード革バックについたボールペンのインクでお悩みの方は是非ご相談下さい。