留袖カビ黄変染み抜き

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今回は、着物のシミの相談で最も多いカビによる黄変ジミの染み抜きの紹介です。

留袖牡丹柄カビによる黄変       留袖牡丹柄のカビによる黄変     
写真以外の留袖白い牡丹の絵柄全体に同じようにシミが出来ております。

何年も仕舞い込んでいた為に留袖にカビと黄変ジミができてしまってます。
原因としては、湿気によるもで何年も空気が通らない状態にしているとこのようになり
ます。
年月の経過でシミの色が黄色から茶色くこなっていきます。
このシミの状態だと10~20年近くは経っていると思います。
今回、ご依頼を受けた留袖の場合は白い柄部分に多くシミが集中しています。
これは、柄を付ける顔料に含まれている樹脂胡糊に湿気を含むことでカビが発生する
と言われております。
タンスの中の留袖が湿気と乾燥の繰り返しを何年も続けて結果、茶色シミになってしまったと思われます。

留袖牡丹柄染み抜き後          留袖牡丹柄染み抜き後

私の場合、着物の染み抜きは、シミを一つずつ抜いていきます。
着物の色柄やシミの状態で使う溶剤や過水濃度や温度を狙ったシミに会わせて微妙
に変えて行います。
裏地にもカビによる黄変がありますが、染み抜きでキレイの落としてます。

留袖裏地黄変染み抜き前       留袖牡裏地黄変染み抜き

以前、「着物の染み抜きを自分でしたいので染み抜き方法を教えて下さい。」と電話
で相談されたことがあります。
相談者「失敗したら捨てるつもりです。染み抜きをしてみてキレイになったらその着物
を着たい。」という話でした。
私は、「着物を自分で染み抜きをすることはやめた方が良いと思います。」とお伝え
しました。
何故ならば着物の染み抜きはシミ剤の知識と熟練のワザが必要です。
クリーニングに携わって染み抜きをしている人でも着物の染み抜きをちゃんと出来る
職人は本当に少なく限られた職人しかおりません。
なので染み抜き経験のない人が着物の染み抜きをしても失敗するのは目に見えてます。
「キレイになったら着たい」とお考えなのであれば着物の染み抜き実績のある店におませすることをお勧めします。