着物にこぼした赤ワインの染み抜き
着物に大量の赤ワインをこぼしてしまった赤ワインの染み抜き事例です。
赤ワインをこぼして大切な洋服を汚してしまった経験のある人は意外と多いようです。
それが、高価な着物だったら自分でシミ抜きなんて出来ないし、クリーニング店に相談するも「着物についた赤ワインは落ちません!」断られる場合もあります。
「クリーニング店で断れたシミや落とせなかったシミ」そんな衣類のシミでお困りの方を豊富な染み抜き技術と衣類を知り尽くしたクリーニング経験で解決します。
今回のシミみ抜き事例はザネラートスエードバックについたボールペンの
インクのシミみ抜き紹介をブログにアップしました。
写真をご覧頂ければ分かりますが、スエードバックにボールペンのインクが
線になってついています。
見た感じではボールペンのインクが細い線で少しついているように見えますが、
スエード革の内部にインクが達している箇所もあります。
ボールペンのインクの染み抜きは素材やインクの種類、ついた場所や量で難し
い染み抜きになります。
場合によってはボールペンのインクの種類や量によってはスエード革製品染み抜
きが難しい場合もあります。
そんな場合は、色修正でボールペンのインクを目立たなくする方法もあります。
スエード革バックについたボールペンのインクでお悩みの方は是非ご相談下さい。
当店でも依頼の多い「衣類の日焼けの色修正」ブログを紹介しております。
お気に入りの服が日焼けして変色してしまった経験はございませんか?
日焼けした衣類をクリーニング店に持って行っても「日焼けよる変色や退色は直せません」
と断わられます。
写真をご覧頂くと日焼けによる変色が左の肩から袖にあります。
日焼けはクリーニングや染み抜きでは直せませんので変色した箇所に色を入れる方法になります。
日焼けの色修正は色の抜け方や方範囲だったり、写真のように日焼けした箇所と日焼けして
いない箇所の境目がはっきりしている程色修正の難易度が上がります。
日焼けの色修正ブログをアップしておりますのでご覧ください。
9月に入り空の青さや風、虫の音に何となく秋の気配が感じられるように
なりました。
今回は、赤スエード革ドライビングシューズにロウがついてしまった事例
を紹介します。
シューズやドレスなどにロウが付いてしまう事故は相談の多くは披露宴やパ
ーティーが殆どですが、今回は夏まつりのお祭り(提灯まつり)に出かけた
際に知らぬ間に付いてしまったそうです。
写真を見て頂けるとお分かりのようにロウが「Ferrari TOD`S」赤いスエー
ド革ドライビングシューズに染み込んで黒くシミになっています。
今まで沢山のロウのシミ抜きをしてきましたが、これほどスエード革の
内部まで浸透してしまった事例は珍しいです。
今までロウを付けてしまった例だと表面がロウと分かるケースが殆どです。
最初に見た時に何でロウがスエード革内部に浸透してこんなに黒ジミにな
っているのだろう不思議に思いましたが、話を聞くと「フェラーリトッズ
スエード靴に溢したロウにスチームを当てた」と言うことで納得しました。
スチームを当てたと言うよりアイロンを当てた感じですね。
ここでロウの染み抜き簡単なのでロウの染み抜き法を紹介します。
まず、付いたロウをドライヤーで温ます。
温まって溶けたロウをティッシュペーパーやクッキングペーパーなどに吸い
取るのですが、最初は強く押し付けないで軽く押します。
2回目、3回目とロウの落ち歩合を見ながら徐々に強く押してロウが無くなる
まで続けます。
これが、家庭で出来るロウの染み抜き法になりますが、デリケートな物は難し
いのでプロにお願いして下さいね。
今回はデリケートなスエード革でしかも鮮やかね明色にスエード革に深くしみ
込んだ大量のロウで正直「落とせるかな~!」不安もありましたが、奥の手を使い
最後は染料と顔料で補色して仕上げます。
ロウが黒く浸透していた部分が少し赤黒く見えますが、肉眼では殆ど気にならない
位に復元出来ました。
8月ににも同じような「真赤なドライビングスエードシューズにラーメンのスープ を甲と爪先部分に溢してしまった」依頼がありました。
染み抜きと同時にシューズの赤い色が出て染み抜きと補色に大変苦戦した記憶が蘇り
ました。
ドライビングシューズと良く間違えられるシューズにデッキシューズがあります。
デッキシューズはヨットやボートなどの船の甲盤を歩くために作られたシューズで
水に強く濡れても滑らないように工夫されています。
ドライビングシューズは、車の運転中にアクセルやブレーキを踏む足が滑らないよ
うにシューズの底と踵にゴムが埋め込まれて長時間安定した運転をするために疲れ
ないように工夫されています。
性能面では、デッキシューズは雨にも強くアウトドアにも適しています。
一方、ドライビングシューズは晴れて地面が乾いている日は最適です。
なので、ドライビングシューズは雨などに濡れないように履きましょう。
レッドウィングスードの染み抜きと色修正を紹介致します。
今回の事例はシミの原因は茶色の色素で正体は不明です。
ヘアーサロン勤務とのことなのでヘアカラーの可能性もあり
ます。
おもにサロン室内で履かれているそうなのでトゥのシミ以外
に殆ど目立った汚れはありません。
befoer
殆どの場合、染み抜きでシミといっしょにブーツの色も落ちて
最後は染料で修正して仕上げますが、今回は焦げ茶色シミが染
み抜きをしても残ってしまいました。
(シミが残ったと言ってもブーツより少し濃いくらいです。)
残ったシミがブーツの色より少し濃いために染料だけで補色を
してもシミが隠れませんので顔料を多めにして色修正しみました。
after
そんなに違和感なく仕上がったと思います。
サロン内で履かれているようなのでこのままで大丈夫だと思い
ますが、一応、日頃のお手入れの際には防水をお勧めします。
ブーツが濡れないように心掛けて頂きたいのです。
ブーツが濡れると顔料がが見えてしまいますが、乾くと写真のよ
うに修正が分からなくなります。
レッドウィングのような革ブーツなど片方のブーツにシミや汚
れがあって片方を全体洗いする場合は両方をクリーニングします。
両方をクリーニングすることに関して時々尋ねられるのですが、
片方だけを洗うことによりブーツ左右にクリーニングしたことに
よる色や風合いの違いが出る可能性があるからです。
このこ事は衣類でもよく言われていることです。
スーツなども上下組の物は、上下別々にクリーニングをすること
で上と下に違和感が出ることがあります。
上下に違いが出ても衣類だとまたいっしょにクリーニングをすれ
ば元に戻りますが、革ブーツに関しては合わなくなる場合があり
ますのでクリーニングする場合はいっしょのクリーニングをすす
めています.
染み抜きとクリーニング後に色修正して仕上げたaftaer写真です。
殆どの場合、染み抜きでシミといっしょにブーツの色も落ちて最後
は染料で修正して仕上げますが、今回は焦げ茶色シミが染み抜きを
しても残ってしまいました。
(シミが残ったと言ってもブーツより少し濃いくらいです。)
残ったシミがブーツの色より少し濃いために染料だけで補色をして
もシミが隠れませんので顔料を多めにして色修正しみました。
そんなに違和感なく仕上がったと思います。
サロン内で履かれているようなのでこのままで大丈夫だと思いま
すが、一応、日頃のお手入れの際には防水をお勧めします。
ブーツが濡れないように心掛けて頂きたいのです。
ブーツが濡れると顔料がが見えてしまいますが、乾くと写真のように
修正が分からなくなります。
お気に入りで愛用しているも革バックも長年使用していると日差しや摩擦で色が
だんだん褪めてきます。
そのような使い込んだで色の褪めた革バックでもキレイに復活させることができます。
長年使用してきた思い入れのある革バックや革靴などは簡単に処分はできないものです。
ちなみに私もその一人です。
「キレイになるのであれば、壊れている部分が直るのであればまだまだ使いたい。」
そのような考えをお持ちの方は大勢いらっしゃると思います。
今回は、革製バックで内側はキレイでまだ使える、まだまだ使いたいのに表側の革の色
の褪めが気になっている方、又はクローゼットなどの奥に仕舞い込んで眠っている色褪せ
たバックをお持ちの方へ革バックの色修正(リメイク)をご紹介いたします。
画像は紫っぽく見えますが、ご依頼人の希望でネイビーブルーに色修正しております。
修正前の色は濃い茶色か濃いグレーか良く分かりません。
今回は、ネイビーの色の指定がありましたが、購入時と同じような色に修正もできます。
画像はありませんが、バック表面を見るとかなり使い込まれてしる感じですが、中は
大変キレイでしっかりした作りの良質のバックでした。
染み抜きの仕事の中でも比較的多く相談されるボールペンのインクの
染み抜きについて紹介します。
水に濡れても大丈夫な衣類についたインクに関しては、染み抜きの実演
を紹介したTV番組や染み抜き本や色々市販されている染み抜き剤もあ
るようです。
ですが、染み抜きをすることでインクのシミが大きく広がることがあります
のでくれぐれもご注意してください。
今回は、内ポケットに入れていたボールペンからインクが表に滲み出てし
まった革ジャケットです。
ボールペンのインクの染み抜きは、衣類いの染み抜きの中でも難しい部類
になります。
ボールペンのインクが革製品の場合は一般の衣類より非常に難しくなります。
before after
革ジャケットについたインクをキレイするには、当然、染み抜きで出来る限
りインクを落します。
完全にインクが抜けている頃には革の色も抜けている場合が殆どなので染み
抜き後に周りの色と同じような色で補正します。
ご相談される前にご自分で処理されたために革の表面が傷になっていまし
た。
「自分で何とか!」お気持ちは分かりますが、染み抜き作業が困難になる
場合がありますのでそのままの状態でご相談された方が良いです。
革製品の染み抜きでキレイに復元する重要なポイントは色の補色になります。
革製品のシミや汚れをお悩みの方、お気軽にご相談ください。
人気の高級ブランドバックのルイ・ヴィトンアルマバックヌメ革部分の染み抜き事例の紹介です。
ヌメ革についたシミに色を塗ってシミを消してしまう方法もありますが、私の場合は革本来の自然な
質感を大切にしていますので色でシミを隠すことはしません。
それは、ヌメ革本来の革質を損うと同時にルイ・ヴィトンの価値を無くすことと考えております。
多少のシミや汚れは人間もヴィトンバックや革ブーツも同じで大切な思い出と思ってます。ヌメ革に出
来たシミを衣類のように完全に落とすのは非常に難しいことです。
お客様からヴィトンヌメ革のシミ抜き相談の際は、「お断りをするか、染み抜きしても完全にキレイ
にはならず、写真のようにシミは薄く残ります。」とお答えしております。
ですが、あこがれのヴィトンバックにシミがついていまうのは大変ショックなことです。
お気軽にご相談ください。