クリーニング店で落ちてこなかった浴衣の黄変ジミ!
コロナウイルスの影響で外出が制限され、夏祭りや花火大会などのイベントが中止に。浴衣を着る機会がほとんどなくなっていました。
「久しぶりに浴衣を出してみたら、黄色いシミが…!」そんな経験はありませんか?
クリーニングに出した浴衣でも、長期間しまっておくとクリーニングで落としきれていない汗や皮脂、食べこぼしなどが原因で黄ばみが出てしまうことがあります。
地元のクリーニング店で断られた浴衣の古い黄変ジミ!
ご依頼者のお話
「シーズンの終わりに毎年クリーニングに出してしまっているのですが、着ようとしたら黄色いシミが付いていました。」
クリーニング店に出しても「落ちてこない」、「古いシミは落ちない」と返された大切な思い出の浴衣を諦めきれない・・・
ドライクリーニングでは汗や皮脂、食べこぼし汚れは落とせません!
ドライクリーニングでは、汗や皮脂汚れ、飲み物の汚れが落ちにくい理由は、洗浄に水を使わず、有機溶剤を使用するためです。
① 水溶性の汚れには不向き
汗や飲み物の汚れは水溶性なので、水を使った洗浄で落ちやすくなります。しかし、ドライクリーニングは**油汚れを落とすための有機溶剤(石油系溶剤など)**を使用するため、水溶性の汚れには効果が薄いのです。
② 皮脂汚れが酸化します
皮脂は最初は油分ですが、時間が経つと酸化し、水溶性の汚れと混ざり合ってしまいます。こうなるとドライクリーニングの溶剤だけでは十分に落とせず、黄ばみや臭いの原因になります。
③ 見えない汚れが蓄積する
ドライクリーニングをしても「見た目がきれい」になることはありますが、汗や飲み物の汚れが残ることで、時間が経つと黄ばみやシミが浮き出てくることがあります。そのため、水洗い(ウェットクリーニング)を併用することが重なのです。
特に、浴衣のような汗をかきやすい衣類は、水洗いをしないと汚れが蓄積し、変色の原因になることがあります。
古い黄変ジミの染み抜き事例です
写真は載せておりませんが襟周りも黄ばんでいました。

絞りゆかた黄ジミ染み抜き: before

絞りゆかた黄変ジミ染み抜き: after

絞りゆかた黄変ジミ染み抜き: before

絞りゆかた黄変ジミ染み抜き: after
お客様が出されたクリーニング店ではドライクリーニングの処理で水溶性の汚れには対処していなように思えます。
今回の浴衣は絞りが施された浴衣なので水に入れると絞りのシワが消える可能性もあります。なので、ドライクリーニングだけの処理と思われます。
浴衣の古い黄変ジミは落とせます。
ご依頼者がクリーニング店に問い合わせると「これ以上の染み抜きは地色が抜けてしまいます。」「絞り生地の凹凸が傷む可能性があります」との言われたそうです。ネットで当店に辿り着き、色々と話を伺い宅配で送って頂いた次第です。
絞りの浴衣の古い黄変ジミも当店の高い染抜きの技術で落とせます。
お見積り無料!
宅配での染み抜きクリーニングも承ります。
お気軽にお電話、メールにてご相談ください。