ブログ

このエントリーをはてなブックマークに追加
  染み抜き職人のブログ

ブログ一覧

レッドウィングの水ジミの染み抜き

レッドウィングの水ジミの染み抜き

雨の日や濡れた道路をレッドウィングを履いて歩いているとトゥやソール付近が濡れて濃い茶色のシミになります。レッドウィングなど革のブーツは水に弱いので雨に濡れると革にシミができます。また、濡れた箇所が乾いた時に油分が抜けてシミのように見えることもあります。水に強いオイルをたっぷり含んだオイルドレザーのブーツでも水を吸い込んでしまいます。

befoer

after

レッドウィングソール近くに出来るシミの理由

革は水濡れに弱い!
水に弱いと言ってもブーツが壊れてしまうことではありません。濡れるとシミになり易いと言うことです。雨の日は、特にトゥやソールの隙間の乾き難い部分がシミになります

水ジミ予防法!

雨に濡れる前に防水スプレーやロウ成分の多めのクリームをまんべんなく塗ってあげる雨の日は革の「ブーツを履かない」、「ブーツを濡らさない」これに限ります。

before

after

レッドウィングが濡れ際のシミの対処法

濡れたタオルでシミの境目が分からなくなるまで濡らしてシミをぼかすか全体を濡らします。擦って革を傷つけたりするトラブルも多く寄せられますので注意が必要です。
早く乾かそうとしないて自然に乾くまで待ちましょう
濡れた時に限らず、梅雨の時期など風通の良い場所で自然に乾かすこと少しでもシミやカビの発生も防げます。

染み抜き職人の一言
最後までご覧頂き有難うございます。

お見積り無料!
宅配での染み抜きクリーニングも承ります。
お気軽にお電話、メールにてご相談ください。

レッドウィングオイル染み抜き 

レッドウィングオイル染み抜き 

レッドウィングをお手入れする際に、オイルを入れたら大きな黒ジミができてしまった…そんな経験はありませんか?

当店にもレッドウィングのオイルシミのご相談が多く寄せられています。今回、実際にご依頼いただいた事例をもとに、オイルシミの原因と復元の過程をご紹介します。

お客様からのご相談

「レッドウィングの汚れを落とした後にオイルを入れたら、写真のように黒ジミができてしまいました。」特につま先(トゥ)部分が黒ずんでしまい、さらに擦ったことでシミが広がったとのことです。

before
手入れの際に擦って黒くですなったトゥ。
 シバタクリーニング染み抜きブログ

オイルが黒ジミになる理由

① ステインリムーバーで擦りすぎた
汚れを落とすためにステインリムーバーを使用し、強く擦ったことで
革の表面にキズがついてしまいました。

② オイルがキズに染み込んだ
黒ジミの正体はオイルですが、キズがついたことでオイルがムラになり、
黒ずみが目立ってしまったのです。

③ オイルを入れすぎた
レッドウィングのお手入れで、
オイルの入れすぎによる黒ジミはよくある失敗です。

オイルの染み抜きをして見るとトゥの色も薄くなって革がザラザラしているのが分かります。このザラザラは擦った傷です。この状態でオイルや雨などが浸透して上の写真のように黒いシミがでます。

after
薄いポリウレタン樹脂で皮膜を作りトゥの色を入れてます。
 シバタクリーニング染み抜きブログ

オイルや雨などの水が浸透し防ぐために染料や顔料にポリウレタン樹脂を混ぜて
革の表面い皮膜を作って色調整して仕上げます。革表面のザラツキを抑え、
色補正でご覧のように仕上がりました。

染み抜き職人の一言

最後までご覧くださいありがとうござます

お見積り無料!
全国宅配での染み抜きクリーニングも承ります。
お気軽にお電話、メールにてご相談ください。

レッドウィングを自分で洗ってシミが発生!失敗からの復活クリーニング

【レッドウィング丸洗いの失敗】復元

レッドウィングを自分で洗ってシミができた経験はありませんか?

近年、ネット動画の普及により「レッドウィングを自分で洗う」方が増えています。革を洗える高品質な専用洗剤も販売されていますが、すべてのブーツがうまく洗えるとは限りません。

「洗ったらシミができてしまった…」
「ブーツが白っぽくなってしまった…」
「色が濃くムラになった…」

このようなトラブルの相談が多く寄せられています。

★レッドウィングにシミができる原因

シミの原因は、濡れることで革の色素や油分が移動し、沈殿することにあります。特に水洗い後にブーツが乾燥すると、革の内部で色素や油分が動き、シミや色ムラの原因になります。

・洗った直後のシミ → 再洗いやシミ抜きで落とせる可能性あり
・完全に乾いた後のシミ → 除去が難しくなる

時々、「レッドウィングのクリーニング依頼といっしょに洗うコツなどを教えてください」
と言うメールを頂くことがあります。永らく革製品の水洗いはタブーとされて来ましたが、近年の洗剤の進歩やメンテナンス方法も確立されてきているよです。

実例紹介

before
     

写真の色の濃い箇所が自分で水洗いによて革の内部まで水が浸透して出来た新たな水シミです。
白っぽい箇所は、シミを落とそうと擦ったために革の表面が傷んでいる部分です。
何とかしたいお気持ちは分かりますが擦るとキズになってしまうの止めましょう。

これ要注意です!
樹革でなめしたオレンジ色のオロラセットレザーなど薄い色のブーツは水に弱く濡れるとシミになり易いので出来れば丸洗いは避けたいブーツです。
新しいブーツにオイルを入れる時もオイルの塗り過ぎや擦る過ぎると黒っぽいシミになり易
いのでブーツが濡れるのと同じく注意が必要です。
after
 
クリーニング後の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、一部のシミを除いてはシミを落とすことが出来たので残ったシミはシミの周りに水を吸わせてシミをぼかして最後にフィックス剤色を止めします。この洗い方がポイントは、前のシミを落としながら新たなシミを作らないことです。
お預かりしたレッドウィングは既に「革が乾いた状態なのでシミ抜きでは消えるのか?」
また、再洗いで新たなシミができることも考えられますのでシミが動いてシミが消えることを祈りつつクリーニングをしてみました。傷の部分は汚れの侵入を防ぐ施工と色修正をしております。
殆ど傷は分からくなりました。 

染み抜き職人の一言

レッドウィングでも樹皮でなめしたオレンジ色のオロラセットレザーはシミになり易いのでキレイ
を保つのは難しいです。お預かりしたレッドウィングはキレイにエイジングかかっていたので丁寧に履かれていたブーツと思います。

末永く良いコンディションで愛用されるように願っております。
お見積り無料!
宅配での染み抜きクリーニングも承ります。
お気軽にお電話、メールにてご相談ください。

レッドウィングスエードブーツ染み抜きクリーニング

レッドウィングスエードブーツ染み抜きクリーニング

最初のご相談は「スエードブーツのお手入れ方法について」でした。「スエードブーツのお手入れの仕方が良く分からずそのまま履き続けて現在に至っている」とのことです。

日頃のスエードブーツのお手入れの中心はブラッシングですが、汚れが酷い場合は次に説明している方法で試してみてください。

家庭で出来るスエードブーツお手入れ方法

◇ブーツの中のゴミやホコリを取り除く

◇歯ブラシ等でスエードについた泥やホコリを落とします。

◇濡らしたタオルでブーツ全体を優しく拭きます。

◇お風呂で使うボディーソープ等で優しく拭き上げます。

◇タオルでボディーソープを拭き取ります。

◇日陰の風通しの良い場所で乾かす。(天気の良い日が続いているのがベストです。)

◇ブーツが乾いたら防水スプレーを振っておきます。
(濃い色のブールは白くなることがありますので目立たない箇所で試してから)

◇長期保存はシューキーパーを入れて保管します。なければ紙を丸めて代用しても良いかと思います。

数日後、「教えられた方法で手入をしたところ大分キレイになりました。と写真を添付」と言うメールを頂きました。私は「良かったですね!」と答えし、それで終わりかと思いましたが、「私の店で洗うともっと良くなりますか?」・・・(・_・?)!! 何をおっしゃっているのと少し戸惑いましたが心を落ち着かせて「更にキレイにするにはやはり染み抜きとクリーニングですネ!」

レッドウィング8167スエードブーツの染み抜きクリーニング         

before

after
              

before
                                                             

after
  

上の写真が染み抜きクリーニングと少し色修正をした写真です。ブラッシングするだけで付いた汚れやホコリをある程度は払い落とせます。なので、ブラッシングはレッドウィングスエードブーツのお手入れの基本です。

    スエードブーツのお手入道具
          

ブラッシング後の最後の仕上げは防水スプレー

お手入れはキレイを保ち、快適に履き続けるための手段なので気づいたらお手入れをしておきましょう。 時々、ブラッシングの後に防水スプレーをしておくと良いと思います。

 

染み抜き職人の一言

人には「お手入れをしましょう!」なんて言っておりますが、
自分のブーツにはなかなか手が回っておりません((笑))

全国宅配
宅配での染み抜きクリーニングも承ります。
お気軽にお電話、メールにてご相談ください。

スエードポストマンの染み抜きとクリーニング

「レッドウィングスエードポストマン」のクリーニング

レッドウィングポストマン」と聞くとカーペンターズの「プリーズ ミスターポストマン」の曲を思い浮かべます。ブログもカーペンターズの「プリーズ ミスターポストマン」を聞きながら書いております。
アメリカの郵便局で採用されたことから「ポストマン」の愛称で呼ばれるようになったと革靴だと本で読んだことがあります。
デザインと機能性を兼ね備えているのでカジュアルなスタイルにも相性はバッチリと思います。

お客様から預かったスエードポストマンは多少のシミや汚れがありましたが、丁寧に履きこなしているの感じで柔らかくて足に馴染んでいるように思えます。

仕上がって届いた「レッドウィングスエードポストマン」の写真をスマホで送ってくれました。
素敵な写真を送ってくれて本当に嬉しいです。

下に貼っていますので是非ご覧ください。

スエードポストマンの染み抜きとクリーニング、染料で色補正

作業前                    
     

作業後

天然素材のレッドウィングは革質や履く人の癖などどれを取っても同じレッドウィングはありません。
一足一足、ブーツやシューズの革質を見て作業内容を変えています。

以下は「見違えるほど綺麗になりビックリです!」と言った感謝のメールです。そのメールに写真が貼り付けてありました。
こちらです! 

 

届いたスエードポストマンを部屋に飾った写真だと思います。雰囲気のあるとっても素晴らしい写真だと思います。当然、綺麗にするために大変な苦労をすることもあります。
でも、綺麗にできた時はご依頼者と同じ喜びを共有しております。

染み抜き職人の一言

仕事の苦労もありますが、こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。
最後までご覧頂き有難うございます。

お見積り無料!
宅配での染み抜きクリーニングも承ります。
お気軽にお電話、メールにてご相談ください。